少子高齢化が進んでいます。以前と比べ子供が減り、お年寄りが増加する現象を、少子高齢化といいます。これは、日本社会にとって、極めて深刻な状況です。
 あ、「高齢化」に関してはもちろん悪いことではありません。元気に長生きできることは素晴らしいことですから。本当に深刻な問題とは、「少子化」なのです。子供の数が減っていることが非常にマズいのです。

 具体的に数字を見せましょう。私が生まれた年つまり40数年前、全国で1年に200万人の赤ちゃんが誕生しました。そして去年2018年、全国で誕生した赤ちゃんはわずか90万人。半分以下になっているのです。

 さて、子供が減ると日本の社会にどのような悪影響があるのでしょうか。まず、高齢者は「支えられる世代」、大人は「支える世代」、子供は「これから支える側になる世代」と言えます。少子化が進むということは、近い将来支える世代が減ってくる、つまり日本全体が貧しくなることを意味しているのです。

 では、なぜ子供の数が減ってきたのか。いろいろな要因がありますが、一番の原因は、ズバリ「お金」でしょう。昔は家庭内で働くのはお父さんのみ、お母さんは育児に専念できました。今はお父さん1人では家計を支えられないため、お母さんも働かざるを得なく、育児の時間が取りにくくなってしまった。さらに、子供1人にかかる教育費は少なくとも1000万円以上と言われ、昔と比べて格段に負担は大きくなりました。その結果、少しずつ出生率が減り始めたのです。この現象が起きたのは、今から約40年前。ということは、40年も前から、日本の未来がこうなることは分かっていたのです。

 ここまで読んで、皆さんはこう思うはずです。「そんな前から分かっていたなら、なぜ早く手を打たなかったのか」と。先ほど書いたように、少子化の主原因は「お金」なのですから、子供のいる家庭にもっとお金を分配する政策を取れば、ここまで少子化は進まなかったでしょう。しかし、政府はそういう政策を取らなかった。それはなぜか。当時の政治家が無能だったのか。もちろんそれもあるでしょうが、実は国民全体がこの問題を見て見ぬふりをしてしまったのです。

 少子化は日本を滅ぼしかねない恐ろしい問題です。さすがに何か対策をしなくては、という声が、最近やっと大きくなってきました。しかし、ここで大きな壁に当たります。例えば、ある政治家が以下のように考え、国会議員に立候補しました。
   ・少子化は非常にマズいから何とかしよう。
   ・少子化の原因はお金なのだから、子育て世代にお金を分配しよう。
   ・ということは、他の世代、つまり高齢者に我慢してもらって、そのお金を回そう。
さて、彼は当選することができるでしょうか。選挙は以下の流れで進むはずです。
   ー磴だぢ紂併勸蕕得ぢ紂法   、揚爐謀衂爾垢襦兵分たちの子育てがしやすくなるので)
   高齢者世代(子育て卒業世代) ⇒彼に投票しない(自分たちの負担が増えるだけなので)
そう、若い世代 vs 高齢者世代となるのです。
そして・・・彼はおそらく落選します。なぜかって?単純です。高齢者世代の数が圧倒的に多いから。さらに、選挙自体に行く率も、高齢者の方が高いというおまけつき。選挙というシステムで政策を決めている限り、政治で少子化を食い止めることはもはや難しいでしょう。圧倒的多数の票を持ち、(失礼ですが)残された人生もそれほど長くない高齢者にとって、少子化は、言葉は悪いですが関係ないですから。それよりも、今の自分の年金を増やしてくれたり、医療費を減額してくれる政治家に投票するのは仕方のないことでしょう。

 さて、絶望的なことばかり書いてきましたが、このまま日本が衰退して良い訳がありません。何としてでも対策を取る必要があります。若い世代には何ができるのか。私は次の3つを提案したいです。
 1.政治に興味を持ち、投票に行く
人数の少なさは、投票率が上がれば補えます。政治家に、「若者を無視したら当選できない」と思わせることが大切です。
 2.生産性を上げる
日本の人口が減っても、生産性を上げれば、貧しくならずに済みます。生産性とは、小さい力で物やサービスを生み出すこと。簡単に言うと、10人でやっていた仕事を、5人でできるように工夫する、ということですね。
 3.高齢者を敵視しない
若い皆さんは、高齢者が日本の将来を考えてくれない、と文句の1つも言いたくなるかもしれません。しかし、悲惨な戦争や極貧の時代を生き抜き、日本を世界の一流国にしてくれたのは、まぎれもなく今の高齢者たちなのです。

 若者の皆さん、まずは自身が豊かになる、幸せになる努力をしてください。そして大人になり、ある程度の収入を得、家族を持ち、家を建て、ああ、今の自分は幸せだな、と思えたとします。そんな時、ちょっとだけでいいです。こんな風に考えてみてください。
 「将来の日本のために、今の子どもたちの未来のために、何かしてみようかな」と。
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