社会科では小学6年生から「歴史」の授業が導入されています。「歴史」とはいいますが、より正確な表現をするならば、「人類史」と呼ぶことができるでしょう。
数百万年前に人類とサルの共通の祖先が進化分岐し、その後進化と移動を繰り返し、やがて5〜6千年前頃から現在に連なる文明を築き始めます。二足歩行のおかげで道具を使用できたこと、脳が発達し言語を操れたこと、そして生活の中のさまざまな発見や発明、その知恵や技術を文字という形で後の時代に伝えることができたことなどの要因で、人類は途絶えることなく今日まで存在しています。
このような人類の辿ってきた道を「歴史」の授業として学んでいるのです。

そんな歴史を学んでいく中で、『宗教』『〜教』というキーワードが何度も登場します。奈良時代の日本では、聖武天皇が『仏教』の力を借りて国を治めようと全国に国分寺を建立したとか、16世紀のヨーロッパでは腐敗したカトリック教会を批判し、ドイツのルターが『宗教改革』を始めたとか、さまざまな時代の記述にみられます。

それもそのはず、『宗教』の歴史は人間の歴史そのものといっても過言でないほど、切っても切れない関係だったからにほかなりません。
そもそも『宗教』の定義とはなにか、広辞苑を引いてみると「神または何らかの超越的絶対者あるいは神聖なものに関する信仰・行事」とあります。つまり、神様の存在を信じて生活していくことです。病気や死といった苦しみから解放されるため、または神様との約束(契約)を守り死後に魂の救済を得るため、心の安定を得るために必要とされてきました。

始まりは自然に対する感謝と恐怖心からであるといわれています。人類が生活していく中で、自然は必要不可欠です。太陽や雨がなければ作物は育ちませんし、森や海はさまざまな食物を与えてくれます。しかし自然は突如として人類に牙をむくこともあります。日照りや洪水、火山の噴火に地震、今日まで変わることなく自然は人類に試練を与えます。自然を自由に操るすべを持たなかった人類が、その自然の中に人智を超えた人格の存在を感じ、それを神として豊作を祈り、自然災害を鎮めてくれるよう供え物を献ずることは当然の成り行きであったと思います。ここから、全てのものには精霊が宿る(八百万の神)という考え方が生まれ、現代ではアニミズムと呼ばれます。日本古来の『神道』や古代ギリシャ・ローマの神話にみられます。

またこのアミニズムとは異なり、降りかかるさまざまな苦難は唯一絶対の神による試練であり、時に厳しく、時に愛をもって救ってもくれるとする考え方も生まれました。こちらは一神教と呼ばれ、『キリスト教』や『イスラム教』の根幹となりました。

こうして成立したそれぞれの宗教では、生活の中で守っていくべきルールや、理想に到達するためとるべき行動が『教典・経典』という形で示され、それが今日の社会秩序や人々の道徳となっています。
また、科学が発展する前には、日常の中で起こるさまざまな現象への説明として、神々にまつわる伝承が数多く創作され現代に伝わっています。作物の女神が冥界の神の妻となり、半年を冥界で過ごすのでその間は作物ができない(冬の説明)とか、神との約束を破り楽園を追放された人間は、裸でいることを恥ずかしく思うようになり(服を着る説明)、妊娠・出産には苦しみが与えられ(陣痛やつわりの説明)、汗水流して働かなければ食べ物も得られない(農業や仕事をする説明)ようになってしまったとか、興味深い話がたくさんあります。

さて、話を「歴史」に戻してみましょう。
上記のような過程で、世界のいたるところで『宗教』は生まれました。ルールや行動の規範が示されているので、権力者たちは民衆をコントロールする手段として『宗教』に目をつけるんですね。国として特定の『宗教』を信仰させたり、都合の悪いものは排除したりと政治利用されるようにもなりました。また、金や権力に目がくらんで腐敗したり、その財力と民衆の信仰心を背景に武装化して政府転覆を目論んだり、「歴史」の表舞台に出てくる機会がたくさんあったわけです。

今回は「歴史」を『宗教』の観点から捉えるために『宗教の誕生』について書いてみました。
あまりにも長くなってしまいそうなので、今回はここまでにしておきたいと思います。
次回は『世界と日本の宗教』をもう少し見てみたいと思います。それでは!
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